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日本アセアンセンター
第一回ムスリム受け入れセミナー
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日本アセアンセンター

第一回ムスリム受け入れセミナー開催

2012.12.26

 11月28日、国際機関日本アセアンセンターは、東京都内で「ASEANからのムスリム(イスラム教徒)受け入れセミナー」を開催した。


 現在、世界全体に占めるムスリムの割合は約23%、ASEAN諸国では42.5%を占める。近年、インドネシアやマレーシアなどムスリム人口の多いASEAN諸国からの訪日観光客が増加する一方、受け入れに必要な食事や習慣などの情報は十分伝わっているとは言えない。今回のセミナーは、そうした状況を受けて同機関で初めて開催された。
 ムスリムは豚肉を食べないことで知られるが、インドネシア共和国大使館のムハンマド・ルトゥフィ大使は冒頭の挨拶で「たとえば、料理メニューなどに豚肉が含まれることを示すマークなどがあるとありがたい」と、ムスリムの立場からの要望を語った。

日本アセアンセンター観光交流部部長代理の渕上奘慶氏

 続いて、日本アセアンセンター観光交流部部長代理の渕上奘慶氏が、業務でムスリムの人々と関わってきた経験をもとに「ASEANにおけるムスリムについて」と題して講演。ムスリムの食事は、食べられるものは「ハラール」、食べられないものは「ハラム」、疑わしいものは「シュワブ」と呼ばれる。ハラールはASEAN各国で基準が異なるが、冷蔵庫や調理器具などはハラールとハラムで完全に分けることで共通している。
 代表的なハラムは豚肉、アルコールだが、豚肉についてはベーコンやソーセージといった豚肉加工品はもちろん、豚由来のコラーゲンやラードなども禁忌とされる。料理や消毒にアルコールを使う事も不可とされるので、揚げ物にはラードを使わない、調味料として日本酒を使わないなど、調理方法には注意が必要だ。日本を訪れたムスリムに喜ばれるのは果物で、梨や柿などが人気だというエピソードも披露された。

(左)セミナー終了後に出されたハラールミール。肉じゃがや唐揚げ、ピラフ、バームクーヘン風のお菓子などさまざま。提供は株式会社二宮の食品事業部で、ハラールミールを専門に扱っている(右)料理に添えられたハラールミールの証明書

 

 また、ムスリムは1日に5回、聖地メッカの方向に向かって礼拝するが、世界270万都市の礼拝時間が検索できるサイトも紹介。たとえば国の欄で日本を選び、yokohama kanagawa(横浜・神奈川)などと入力すれば、知りたい年と月の礼拝時間が検索できる。

JTB法人東京訪日旅行促進事業チーム研究員の堀内進之介氏

 続いて「イスラム市場の可能性 ムスリムを受け入れるための配慮について」と題し、JTB法人東京訪日旅行促進事業チーム研究員の堀内進之介氏が、在日ムスリムへのヒアリング調査をもとに講演。「ムスリムといっても非常に多様。先回りして完璧に対応しようと思わず、まず、こちらが持っている情報や選択肢を開示して、どうしたらいいか判断を相手に仰ぐこと、相手に選んでもらうことが大事」と語った。

 また、観光については神社や仏閣への案内は避けた方がいい、宿泊施設や観光先ではパーティーションなどに仕切った礼拝用スペースを確保する、礼拝時に膝をつくので床に敷く小さなマットの用意などの配慮が喜ばれる、などの具体的なアドバイスも行われた。

 このムスリム受け入れに関するセミナーは今後も地方都市などで継続して行われる予定だ。